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冬に咲く黄色い花
 11月7日から、立冬(りっとう)に入ります。冬が立つ季節。はっきりと冬が来たと、知ることができるのは、新しい命が芽吹き、花を咲かせ、実をならせ、身を枯らし、風に吹かれて種を落とし、また新しい命を芽吹かせるからです。この完全な循環のシステムの中で、季節が巡るからです。

 そして、この複雑なかかわり合いの中で発揮される一繋がり(ひとつながり)の循環システムを、始めからプログラムし、創り出したのは神さまです。しかもこの命のつながりの中に、私の命も生かされていることに気付いた時、この世界が、神さまの恵みにあふれている世界に一変します。

 かつて、自然農法を実践した福岡正信(ふくおか・まさのぶ)氏は、農業のお手本は作為のない自然にあり、農業の完成形は自然であると言いました。福岡氏は、農業を通じて神さまの存在を感じていたのではないでしょうか。私も、農業は自然にいかに近付くことができるか、であると思います。

 私は、証し人(あかしびと)の一人です。『聖書』に収められた多くの証しの中の一つに、次のような言葉があります。昔、イザヤという神さまからの言葉を人々に伝える預言者(よげんしゃ)がいました。次の言葉は、イザヤのあとを受け継いだ弟子グループの中の一人の預言と言われています。神さまの創られた自然とは別に、移ろわず滅びず過ぎ去らずに立つものが在るのです。


「草は枯れ、花はしぼむが わたしたちの神の言葉はとこしえに立つ。」
                        (『聖書』第23巻「イザヤ書」40章8節)
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寒冷紗を突き破るブルーベリーの苗木
 10月23日から、霜降(そうこう)に入っています。大地には霜(しも)が降り、自然も人も衣替えの季節。澄んだ空気の中を、再びキンモクセイが香っています。

 我が家で育てているブルーベリーの苗木は、まだ小さいですが、とても元気です。昨年、災害に見舞われた農園のブルーベリーの樹から取った枝で、少しずつ成長しています。農園の再生を願って、苗木をまた植えようと思っています。

 最近、私の好きなロックバンドの新しいアルバムが発売されました。彼らの若いころもいいですが、今も味がありますね。かつては赤いバラを情熱的に歌っていましたが、今は青いバラを思いやりに満ちた歌声で歌います。激しくゆるく、ますます深みのある、やさしいアルバムでした。かっこいいですね。

 私も青い花が好きです。かつて月に行った有名な宇宙飛行士が、宇宙から地球を見て言いました。「地球は青かった」と。私は実際に見たことはないのですが、宇宙から地球を見ると、青く輝く美しい星だそうです。私も、地球色をした一輪の青い花を大切に育てていきたいと思っています。
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家族と秋の日2017年
 10月8日から、寒露(かんろ)に入ります。この季節は、至るところで秋の収穫を祝う時、明らかな季節の変わり目です。穀物は実り豊かに種(たね)を残し、自身を枯らし、次に命をつなぐ美しい時です。

 前回、2017年の我が農園をレポートしましたが、今年のブルーベリー園がどんなふうであったか、もう少し報告したいと思います。とにかくおもしろいと思ったことは、伸び放題の野草をかき分けてブルーベリーの収穫をしたことです。例えて言うなら、山の中や草原に分け入って、食べられる木の実や草の実を見つける感覚です。もう一つおもしろいと感じたことは、ブルーベリーの樹の周りにどんなにほかの草が生い茂っても、ブルーベリーの果実はブルーベリーのままだったことです。それは言うまでもなく当たり前のことですが、なぜか新鮮に感じました。

 農園で改めて思ったことは、植物はその種の中に、生きようとする意図や、他と住み分ける力や、自分自身であることの喜びを、始めからプログラムされているということでした。

 先日、家族で新鮮な海かぜの吹く公園へ出かけました。10年前、南米で生活し、現地の人々の日常の姿を見て教えられた、今でも忘れられないことがあります。それは家族との時間を大切にするという生き方です。「あなたがいてくれるだけで、私はとてもうれしいのです」と思っています。
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カーテンの秋の光の中で遊ぶ我が子
 9月23日から、秋分(しゅうぶん)に入っています。秋を分ける時、朝晩が肌寒くなりました。

 今年の収穫を終了したブルーベリー園からの、「農園レポート2017年」です。

●おわび
 昨年の自然災害で、ブルーベリー樹の半数以上を失った状態で、樹の回復を待つことにしました。同時に、住所を長崎市に移し、兼業農家としてブルーベリー園を続けることを決意しました。このような経緯から、今年は当園のブルーベリーの予約販売のお知らせを行いませんでした。私たちも農園がどうなるのか分からず、経過観察をして状況をお伝えすることにしました。来年の予約販売のお知らせも、未定です。お待ちいただいている皆さまにお詫び申し上げます。

●おれい
 2年前にご注文をいただいていた方々に、今年のわずかな収穫の中から、お届けすることができました。お客さまがブルーベリーを喜んで下さったことに感謝し、長い間待ち続けて下さっていたことに感激しました。夏の疲れが癒される思いでした。大変ありがとうございました。

 農園の回復までには、何年もかかるとは思いますが、これからも「森のよろこび」をよろしくお願いいたします。
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白露のころの雲
 9月7日から、白露(はくろ)に入っています。早朝の白露に、この季節からの涼しさが現れています。ようやくはっきりと、昼間の風にも秋を感じます。

 今年のブルーベリーの収穫を終えました。昨年の自然災害を免れた樹は豊作でした。来年も少し樹が回復していることを祈っています。一番うれしかったことは、何といっても家族で農園に通ったことです。これからも我が子には、自然と触れ合う機会をたくさん持ってほしいと思っています。

 朝露に濡れていた地面も昼には渇き、空の雲も形を変えて消えていきます。それはとてもはかないもののたとえのようです。その露も雲も、水でできていいて、水の惑星「地球」の水の総体は少しも変わりません。しかも『聖書』によると、水は天地創造の前から存在し、天地が滅んでも存在していると語られています。植物も、雨によって生じたことが記されています。その雨によって生じた、植物の命をいただく私たちの体も、半分以上は水でできています。

 白露の頃の雲を見ていると、はかないものと永遠のものが、実は一つであることが分かります。『聖書』の冒頭の一部は、こうです。

闇が深淵の上にあり、神の霊が水の上を覆うように舞っていた。
                    (原文校訂訳『聖書』第1巻「創世記」1章2節の一部)
 また、『聖書』の結びの一部は、こうです。

命の水が欲しい者は、無償で飲むがよい。
             (原文校訂訳『聖書』第66巻「ヨハネの黙示録」22章17節の一部)